母に勧められた小説を読破。
最近毎日図書館で本を借りている。
うちの母の趣味は読書。子育てやら仕事やら忙しいはずなのに、家は常に本が山積みに…
母と叔母は揃って読書家。
其々にお勧めを聞くと趣向が違ってて、それも面白い。
叔母のオススメは同和問題を取り上げた、橋のない川。こちらは長編で、借りては来たものの、期限内に読み終わる自信がない…
ただ、内容には興味あり。
母のオススメは桜木紫乃さんの小説。早速図書館で予約。
作者は北海道出身and在住。読んでみると北国の身に応える寒さや、田舎独特の陰鬱な人間関係、逃げられない閉鎖的な社会が淡々と描かれている。私が、合わなかった世界。
たまたま、両親が共働きで大卒だったから、田舎から出られた私。でも、北国に留まっていたら私も、こんな気持ちで生きていたかも。
冬の寒さ、低い賃金水準、人間関係、全てが精神を痛ぶる感じ。だから温かい気候でポジティブな人間性の南国に憧れる。
寒さや日照時間は、それほど人間の精神状態に影響する。あくまでも私見ですが。
関東に出てきて、性格は明るくなったと思う。でも、たまにノスタルジックな気持ちになる。この小説を読んで、北海道の閉鎖的な雰囲気を思い出した。
東京はキラキラした世界が広がっている。でも、世の中そんな美しい世界ばかりではない。
普通の人の普通の日常が描かれていて、読書に没頭できた。
北海道に住む女性達の人生が、オムニバスで綴られている。人生って、そんなもんだよねって感じ。
やはり、母は本を選ぶセンスがある。
そして図書館よ、ありがとう。
税金たんまり払っているから、これからも重宝させて頂きます。
大量のアスパラが届いた…
一人で食べきれないので従姉妹と、上司の家を梯子してお裾分け。
昨日の夕飯はアスパラの肉巻きとアスパラシチュー。